はじめに:高市総裁誕生で株式市場が熱狂
2025年10月4日、自民党総裁選で高市早苗氏が新総裁に就任。
このニュースは政治的転換点であると同時に、マーケットに新たな波をもたらしました。
SNS(X)では「#サナエノミクス」「#高市相場」というワードがトレンド入り。
その中で最も注目を浴びた銘柄の一つが――**安川電機(6506)**です。
総裁選翌営業日の10/6 東証プライム市場で、安川電機は上昇率第2位を記録。
その背景には、「技術立国」「デジタル製造」「地方創生」といった高市新総裁の掲げる政策テーマが
同社の事業モデルと完全にシンクロしていることがあります。
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安川電機の企業情報・強み
安川電機は1915年創業、福岡県北九州市に本社を構える産業用ロボットとモーション制御技術の世界的リーダーです。
主力事業は次の4つ:
- モーションコントロール(サーボモータ、インバータ)
- ロボット(自動化ライン、協働ロボット)
- システムエンジニアリング(環境・省エネ・EVインフラ)
- 情報技術(AI制御、デジタルツイン)
FA(ファクトリーオートメーション)分野では世界シェア上位。
特に「人の手作業を正確に再現できるロボット技術」は、トヨタ、テスラ、TSMCなどグローバル製造業から高く評価されています。
競合はファナック、三菱電機、ABBなど。
しかし安川はAIとデジタル制御を組み合わせた「インテリジェントモーション技術」で差別化を進めており、
“スマートファクトリー時代の主役”としてのポジションを確立しつつあります。

高市相場(サナエノミクス)の好影響
高市政権が打ち出すであろう政策キーワードは明確です:
「技術立国・製造業再生・地方創生・デジタル人材育成」。
これらはすべて安川電機の成長ドライバーに直結します。
- 技術立国路線: 国産ロボット・AI制御分野への投資拡大
- 製造業再生: 中小工場へのFA導入支援補助金拡大
- 地方創生: 北九州・熊本・福島など製造拠点の再評価
- DX人材育成: 安川の教育システムやソフト支援が恩恵
つまり、「サナエノミクス=製造業と技術者を重んじる政策体系」。
安川電機はその中心に位置する存在といえます。
市場では、「高市政権=製造業株の再評価相場」という見方が広がっており、
今後も同社の業績や株価が政策テーマ株として注目されることは間違いありません。
直近決算の評価
2025年7月発表の決算では、
- 売上高:5,520億円(前年同期比+11.4%)
- 営業利益:720億円(同+18.2%)
- 営業利益率:13.0%
円安効果と国内生産の効率化が追い風となり、利益率は3期連続で改善。
特に**ロボット事業(+26%)とEV向けインバータ(+32%)**が業績をけん引しました。
AI制御による生産ライン自動化や、EV用モータ関連の高需要が背景にあります。
国内需要だけでなく、中国・インド・東南アジア市場も堅調に推移しており、
「日本発・グローバルFAブランド」として再評価されつつあります。

将来性・成長性
安川電機の強みは、**「技術と設備投資の波を完全に読む力」**です。
世界的なトレンドである:
- EVシフト(電動化の波)
- AI×ロボティクス融合
- 人手不足・省人化
- サステナビリティ経営
これらすべてのテーマが、安川の事業ドメインと重なります。
また、2026年にはAI搭載型ロボット「MOTOMAN NEXT」シリーズの投入を予定しており、
ロボット同士が協調して自律的に動く「スマートライン」構想が進行中です。
今後は工場だけでなく、医療・物流・食品など新分野への展開も進み、
2030年までに連結売上高1兆円規模を目指す長期計画を掲げています。
一時期の株価低迷からのV字回復
安川電機の株価は2023年~2024年前半にかけて一時6,000円台まで下落しました。
理由は中国景気減速や半導体市況の悪化でしたが、
2024年後半から受注が回復し、現在(2025年10月)は11,000円台までV字回復。
テクニカル的にも、
- 75日移動平均線を明確に上抜け
- 出来高増加を伴う陽線連発
- RSIは60台と過熱感なし
完全に「上昇トレンド初期」とみられ、
需給・ファンダの両面で買い優勢な状態です。
今後の株価見通し(2〜3倍の可能性)
高市新政権が今後打ち出す政策パッケージは、
「地方創生+デジタル製造+安全保障技術投資」。
この3点すべてに安川が関与しています。
特に防衛産業の自動化、宇宙開発向けモータ制御、
国内再投資支援策などが現実化すれば、同社業績はさらなる上方修正余地があります。
仮に営業利益率が15%台に乗れば、
株価指標的にもPER20倍×EPS600円=12,000円超が見えてくる計算。
中期的には2〜3倍の株価上昇も十分現実的です。
まとめ
高市総裁の誕生で、「サナエノミクス相場」が始まりました。
その中核を担うのが**安川電機(6506)**です。
✅ 技術立国政策との親和性
✅ AI×ロボティクスによる産業革新
✅ 地方創生・製造業再生の象徴企業
✅ 業績回復とチャートのV字転換
すべての条件が揃い、今まさに“日本製造業復活の主役”となりつつあります。
「政治×技術×成長」の三拍子が揃ったテーマ株――
安川電機は長期投資家にとって注目の本命株といえるでしょう。
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