イスラエル・米国とイランの戦争状態による日本株への影響
今日6/22、米国がイランの核施設3か所をB2に積んだバンカーバスター爆弾で攻撃しました。早速イランは報復攻撃としてエルサレムに向けてロケット弾を発射して中東地域に再び緊張が走っています。
報道では次はイランが報復としてホルムズ海峡を通過するタンカーを爆撃する予報も。そうなるとホルムズ海峡が閉鎖されて 原油の価格が1バレル=100ドル以上に高騰するというシナリオもあり得ます。
今回は世界平和を望みつつも そのようなシナリオになった場合の 我々が投資している日本株式市場にどのような影響があるのか、上がる銘柄、下がる銘柄はどのようなものか考察してみました。
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過去の中東戦争と原油価格の高騰
まずは過去の中東戦争の歴史と原油価格の推移歴史を整理しておきましょう。

これまで中東で戦争が勃発すると必ず原油価格が上がっていることが分かります。今回はこの点も抑えながら次の項目で イスラエル・米国vsイランの戦争による株価に影響のある銘柄を予想していきます。
イスラエル・米国とイランの戦争による日本株への好影響・悪影響とその理由
好影響を受ける日本株銘柄と理由
- INPEX(1605)
- 日本最大の石油・ガス開発企業。原油価格が急騰する局面では、販売価格の上昇が業績に直結してプラスに働くため、地政学的リスクによる原油高の恩恵を最も受けやすい銘柄の一つです
- ENEOSホールディングス(5020)
- 国内最大級の石油元売り。原油高による在庫評価益や石油製品マージンの改善が期待され、同様にエネルギー関連株として買われやすい
- 総合商社(三菱商事、三井物産など)
- 資源・エネルギー分野の比重が高い総合商社は、原油や資源価格の上昇が利益拡大に直結しやすい
- 金・原油ETF
- 原油や金価格の上昇に連動するETFも、地政学リスク時に資金が流入しやすい
- 防衛関係(三菱重工、川崎重工、IHI)
- 戦闘機、ミサイル関係の需要への思惑で買いが入りやすい
理由:
イスラエル・イラン間の軍事衝突により原油価格が急騰し、エネルギー関連や資源関連銘柄に資金が集まりやすくなるため
悪影響を受ける日本株銘柄と理由
- 空運(ANAホールディングス、JALなど)
- 航空会社は燃料費の割合が高く、原油高がコスト増加・業績悪化に直結するため、株価が下落しやすい
- 海運(日本郵船、商船三井、川崎汽船など)
- 燃料費負担増加と、世界経済減速による荷動き減少リスクがダブルで悪影響
- 電力会社(東京電力、関西電力など)
- 発電燃料の多くを輸入原油やLNGに依存しているため、原油高はコスト増加要因
- 自動車・機械・化学など製造業
- 原材料や物流コストの上昇が利益を圧迫するほか、世界経済の減速懸念が需要減退リスクとなる
理由:
原油高によるコスト増加、世界経済の成長鈍化やインフレ懸念が、燃料・原材料コストの高い業種や、輸出依存度の高い業種に逆風となるため
- 市場全体では、地政学リスク拡大による不透明感から主要株価指数は下落しやすくなります
- 一方で、原油高の恩恵を受ける銘柄と、コスト増で業績悪化する銘柄の「明暗」が鮮明になりやすい局面です。
まとめ
戦争はアカン。平和な世の中を祈りつつ、日本株への影響は見極めていきたいですね。今回のまとめです。INPEX行ってみようかな。
好影響:
INPEX、ENEOS、総合商社、金・原油ETFなど資源・エネルギー関連。
悪影響:
ANA、JAL、日本郵船、商船三井、電力会社、自動車・機械・化学などコスト増・需要減リスクのある業種。
理由:
原油高騰が直接的な利益増・コスト増に作用し、地政学リスクが世界経済全体の不透明感を高めるため
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