はじめに 中東情勢と原油価格の乱高下(最新状況)
中東情勢の緊迫化を背景に、原油価格は大きく乱高下しています。
イスラエルとイランの軍事衝突をきっかけに、WTI原油先物は一時 119ドル台 まで急騰し、その後も「停戦示唆 → 再緊張 → 下落 → 再上昇」という不安定な動きが続いています。
株探の記事でも、原油急騰を受けて 再生可能エネルギー関連が人気テーマランキング20位に浮上 したと報じられており、太陽光・風力・地熱などの銘柄に再び資金が向かう流れが確認できます。
特に、ホルムズ海峡の事実上の封鎖リスクが意識される中、日本は原油の約95%を中東に依存しているため、エネルギー安全保障が強く意識される相場環境になっています。

今回の記事では再評価されている再エネルギー・蓄電池関連銘柄について紹介していくよ。あと、株情報を収集したい方はmoomoo証券【WEB】登録してみてね。登録するだけで売買しなくてもAI予想見れるよ。株取引には情報の鮮度が命!
原油高が長期化した場合の日本経済への影響
原油高が続くと、日本経済には以下のような影響が広がります。
- ガソリン価格の上昇:200円台の可能性も指摘される
- 電気代の上昇:火力発電比率が高いため、企業のコスト増に直結
- 物流・食品・日用品の値上げ圧力
- 企業収益の悪化 → 景気後退リスク
特に家計負担の増加は消費を冷やしやすく、株式市場では「資源高に強い銘柄」や「エネルギー自立につながる技術」を持つ企業に資金が向かいやすくなります。
原油高は短期的には石油関連株を押し上げますが、同時に “脱化石燃料” の流れを加速させる要因 でもあります。
- 日本のエネルギー自給率はわずか12%前後
- データセンター増加で電力需要が急増
- EV普及で蓄電池の重要性が上昇
- 再エネの不安定さを補う蓄電池の需要が拡大
- 国策としてのGX投資(脱炭素投資)が継続
株探記事でも、原油急騰を受けて 太陽光・風力・地熱などの再エネ銘柄が再評価されている と指摘されており、資源高局面では「エネルギー自立」につながる企業がテーマ化しやすい状況です。
注目の再エネ関連銘柄(太陽光・風力・地熱)
ウエストホールディングス(1407)
太陽光発電のEPC大手。再エネテーマの中心銘柄として資金が入りやすいです。
ABalance(3856)
太陽光発電所の開発・運営を手掛ける企業。ベトナムなど海外案件も多く、成長性が評価されています。
テスホールディングス(5074)
太陽光・風力・バイオマスなど幅広い再エネ事業を展開。原油高局面で注目されやすい銘柄です。
レノバ(9519)
風力・太陽光・バイオマスを手掛ける再エネ総合企業。大型風力案件の進捗が株価材料になりやすいです。
豊田通商(8015)
風力発電や水素関連に強みを持つ総合商社。再エネインフラの構築で存在感があります。
戸田建設(1860)
洋上風力の建設で実績があり、再エネインフラの重要プレイヤーです。
富士電機(6504)
地熱発電設備で国内トップクラス。地熱はベースロード電源として注目度が高まっています。
菱島製作所(6363)
地熱発電向けの機器を手掛ける企業。地熱関連のテーマ化で買われやすい銘柄です。
注目の蓄電池関連銘柄(全固体・リチウムイオン・素材)
パワーエックス(PowerX)
蓄電池(BESS)と大型蓄電池船を手掛ける新興企業。
最新決算では売上3倍、来期さらに倍、受注残801億円と急成長しており、日本の蓄電池産業の中心的存在 になりつつあります。
再エネ普及に不可欠な「蓄電池インフラ」を担う企業として、原油高局面でも長期テーマ性が非常に強いです。この銘柄は上場初期からマークしておりまして↓の記事でも掘り下げています。
村田製作所(6981)
全固体電池の本命格。スマホ・EV向けで世界的な需要が期待されています。
TDK(6762)
車載向けリチウムイオン電池の大手。EV普及の恩恵を受けやすい企業です。
エンビプロHD(5698)
リサイクル×蓄電池素材の企業。資源高局面で注目されやすいテーマです。
日本電解(5759)
電池用電解銅箔の国内メーカー。EV向け需要が長期的に拡大しています。
ENECHANGE(4169)
電力データを活用した蓄電池最適化サービスを展開。電力高騰局面でテーマ化しやすい銘柄です。
省エネ銘柄(電力効率化・需要予測・スマートメーター)
原油高や電力価格の上昇局面では、再エネや蓄電池だけでなく、「省エネ・電力効率化」 に関わる企業も注目されます。 特に日本では、電力需要の増加(データセンター・EV・ヒートポンプなど)に対して供給が追いつかない構造が続いており、「使う電力を減らす」技術の重要性が高まっています。
省エネ関連は、再エネや蓄電池と比べて値動きが穏やかな銘柄も多く、ディフェンシブ性と成長性を兼ね備えたテーマ として個人投資家からも人気が高まりつつあります。
インフォメティス(281A)
家庭の電力データをAIで解析し、家電ごとの消費電力を可視化する「NILM(非侵襲型負荷分離)」技術のパイオニアです。 スマートメーターの普及とともに、電力会社・自治体・家電メーカーとの協業が増えており、“電力の見える化” と “省エネ最適化” の中心的存在 になっています。
- 電力需要のピークカット
- 家庭の省エネアドバイス
- 需要予測による電力会社のコスト削減
- 蓄電池・太陽光との連携最適化
再エネ・蓄電池と非常に相性が良く、「使う量を減らす」×「作る・貯める」 の両輪でエネルギー自立を支える企業です。
ダイキン工業(6367)
世界トップの空調メーカー。省エネ性能の高いヒートポンプ技術は、脱炭素の最重要技術のひとつです。 電気代高騰局面では、エアコンの省エネ性能が直接的な節約効果につながるため、テーマ性が強まります。
パナソニックHD(6752)
省エネ家電・HEMS(家庭用エネルギー管理システム)で実績が豊富。 太陽光・蓄電池との連携も強く、家庭のエネルギー最適化を支える企業です。
リコー(7752)
オフィス向け省エネソリューションを展開。電力使用量の可視化や最適化サービスが拡大しています。
オムロン(6645)
センサー技術を活かした省エネ制御が強み。工場・ビルの電力効率化で存在感があります。
まとめ
中東情勢の緊迫化で原油価格が乱高下する中、短期的には資源株が買われやすい一方、 中長期では 再エネ・蓄電池・省エネ の3テーマが強く意識される相場になっています。
- 原油高 → 生活コスト上昇
- 電力価格の上昇 → 省エネ・効率化の重要性が増す
- エネルギー自立 → 再エネ・蓄電池の長期テーマが強化
- 蓄電池では パワーエックス が急成長
- 省エネでは インフォメティス がAI×電力データの中心企業に
「作る(再エネ)」「貯める(蓄電池)」「減らす(省エネ)」の三位一体で、 エネルギー転換の波は今後さらに大きくなると考えられます。
特に蓄電池分野では パワーエックス の存在感が急速に高まっており、今後の日本のエネルギー転換を象徴する企業として注目しておきたいところです。




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