はじめに
2025年10月28日、**SoFi Technologies(NASDAQ: SOFI)が第3四半期決算を発表しました。
市場の期待を大きく上回る内容で、8四半期連続の黒字達成、過去最高の収益・利益・預金残高を更新。
フィンテック企業から本格的な「次世代デジタル銀行」**へと進化を遂げたことを示す決算となりました。
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売上・利益ともに過去最高!安定成長が鮮明に
- 調整後純収益:8億4,900万ドル(前年比+38%)
- 調整後EBITDA:2億7,700万ドル(前年比+45%)
- EBITDAマージン:29%(過去最高)
- GAAP純利益:1億3,900万ドル(純利益率14%)
- 調整後EPS:0.11ドル(過去最高)
収益性と成長性を同時に伸ばすという難題をクリアした点が今回の決算の最大の特徴。
営業効率の改善とデジタル口座の増加が利益を押し上げ、**「成長と黒字の両立」**を実現しました。
手数料収益・金融サービス・テック事業が急拡大
SoFiの事業構成はもはや単なる融資ビジネスではありません。
- 手数料ベース収益:4億900万ドル(前年比+50%)
→ 調整後純収益の43%を構成し、安定収益源に。 - 金融サービス・技術プラットフォーム収益:5億3,400万ドル(前年比+57%)
→ SoFi Money、クレカ、投資アプリの利用が拡大。
→ BtoB部門(Galileo, Technisys)の成長も顕著。
特にプラットフォーム収益の伸びは、SoFiが単なる金融機関から「金融インフラ企業」へと変貌していることを示しています。
貸出・預金・財務体質も過去最高
- 四半期貸出実行高:99億ドル(過去最高)
- 個人ローン純貸倒率:2.60%(前年より23bps低下)
- 総預金:330億ドル(前期比+34億ドル)
- 有形簿価:72億ドル(前期比+19億ドル、2年間で2倍)
堅調な貸出実行と健全な与信管理、預金の着実な積み上げが、SoFiを安定収益モデルを持つ銀行型フィンテックへと押し上げています。
CEOコメント — 成長と利益の両立を宣言
CEOのAnthony Noto氏は決算リリースで次のようにコメントしています:
「我々は8四半期連続の黒字を達成し、事業の多角化が確実に成果を上げている。
これからは収益拡大と利益拡大を同時に追求するフェーズに入った。」
SoFiが“もう赤字成長企業ではない”ことを自ら証明した発言といえるでしょう。
投資家が注目すべきポイント
- 8四半期連続黒字で収益体質が完全に定着
- 金融サービス・テクノロジー部門の急成長が利益構造を変化
- 信用コスト改善+預金増で安定基盤を強化
- EPS・EBITDA・預金残高すべて過去最高更新
- フィンテックから金融インフラ企業へ進化中
株価見通し
決算発表後、プレマーケットでは株価が一時+10%上昇。
収益の質が改善し続けていることから、アナリストの中には目標株価を50〜60ドルに引き上げる動きも出ています。
テクニカル的にも25ドル台を底に反発基調で、長期トレンド転換の可能性が高い局面と見られます。
まとめ
SoFiの2025年第3四半期決算は、
「収益・利益・預金・貸出のすべてが過去最高」
という、まさに企業としての完成形に近づく内容でした。
黒字継続と多角化が進むSoFiは、もはや“チャレンジャーバンク”ではなく、
「新しい時代の金融プラットフォーム企業」。
フィンテックの成長物語は、ここからが本番です。
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