農業総合研究所-参政党の躍進で農業銘柄が今後大化けの可能性

日米株
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農業総合研究所が参政党の躍進と絡めて注目される訳

今日は参院選で躍進した参政党の関係で注目される農業総合研究所についてまとめてみました。

参政党の支持拡大で株価に追い風?政策別・注目関連銘柄を厳選紹介 | 今から仕込んでおきたい銘柄
参政党支持拡大の背景と最近の動向 今年に入り、「参政党」の支持拡大が注目されています。2025年6月の東京都議会議員選挙では、参政党公認候補4人中3人が当選し存在感を示しました。その直後に各紙が実施した世論調査でも、参政党の支持率は約6~7

農業総合研究所は直近決算で「大化け」期待が高まる成長株として注目を浴びており、経常利益2.4倍増・株価8連騰と勢いが顕著です。農業×ITの独自ビジネスモデルはテンバガー候補という声も出ており、今後の業容拡大と収益性向上により10倍株を狙える可能性も指摘されています。一方で、参政党が掲げる「農業の自給率向上」や「地方創生」の政策テーマとの親和性も高く、同分野の政策強化が株価材料として意識される場面も考えられます。ただし、実際のテンバガー化には成長の持続と競争環境の変動への対応が不可欠です。今後の経営・政策動向には注意深く注視すべき局面です。

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株式会社農業総合研究所 会社概要と強み

会社概要

項目内容
社名株式会社農業総合研究所
英文社名Nousouken Corporation
設立2007年10月25日
本社所在地和歌山県和歌山市黒田99-12 寺本ビルⅡ 4F
代表者代表取締役会長CEO 及川智正
代表取締役社長 堀内寛
主な事業内容農家の直売所事業、産直卸事業
集荷拠点全国81箇所(2024年現在)
営業所和歌山本社、東京、大阪、名古屋営業所
資本金581百万円(資本準備金含む)
従業員数277名(2024年8月現在、役員パート含む)
主要取引先イオンリテール、ライフコーポレーションなど大手スーパー各社
上場市場東京証券取引所グロース(2016年上場、旧マザーズ)
事業ビジョン持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする

主な事業内容

  • 農家の直売所事業
    全国の生産者から集荷した新鮮な野菜や果物を、スーパーマーケットの直売所で消費者へ直接販売する独自のプラットフォーム「農家の直売所」を運営しています
  • 産直卸事業
    生産者から直接買い取った農産物を、スーパー等へ「生産者の顔が見える」ブランドマークを付けて卸売する事業を展開しています

農業総合研究所の強み

  • 独自の流通プラットフォーム
    生産者と消費者をダイレクトにつなぐ全国規模の拠点網とITを活用した「農家の直売所」システムで、新鮮で安心な農産物を物流コスト・日数を抑えて提供できる点が強みです
  • 生産者の主体性を重視
    登録生産者は、出荷する農産物や販売先、販売価格を自ら決定できます。これにより生産者の所得向上と、やりがいの向上につながっています
  • 消費者・流通業・生産者の「三方良し」モデル
    消費者は新鮮な農産物をスーパーで購入でき、スーパーは在庫リスクを減らしつつ売場差別化が可能。生産者は販路の拡大と高収益化を図れる点が魅力です
  • オフライン(リアル店舗)に強い展開
    スーパー店舗での直売コーナー展開はオンライン流通とは異なる強い競争優位性となっており、リアル店舗の交渉力と全国ネットワークが高い参入障壁となっています
  • 持続可能な農業への貢献
    「豊作貧乏(豊作による価格下落で生産者が困窮)」という従来の課題を、スピーディな流通・消費者還元で「豊作裕福」な流通を目指す点も特色です

企業理念とビジョン

「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」ことをビジョンとし、都市部でも安心・安全で新鮮な国産農産物が安定的に入手できる社会の構築を目指しています。生産者と消費者を直接つなぐ新たな流通の仕組みを通じて、日本農業の活性化も担っています

農業総合研究所 直近の決算発表の株主視点評価

業績概要(2025年8月期 第3四半期)

  • 売上高: 62.5億円(前年同期比18.1%増)
  • 営業利益: 1.4億円(前年同期比152.8%増)
  • 経常利益: 1.45億円(前年同期比2.4倍、通期予想2.0億円に対し進捗率72.5%)
  • 純利益: 9,000万円(前年同期比88%増)
  • 1株当たり利益: 4.11円(前年同期比増)
  • 通期予想: 増収増益を見込む姿勢を維持

定量面の評価

  • 主要経営指標(売上高・経常利益・純利益)はいずれも前年実績大幅超え、過去最高水準で着地
  • 利益率向上施策が奏功し、利益額のみならず営業利益率も前年から改善。
  • 進捗率も高く、例年を上回るペース。4Q(期末)も前年同期比増益の試算となっている

プラス材料(株主メリット)

  • 成長軌道への明確な転換
    過去数年の赤字基調から一転し、収益改善の定着が確認できる
  • ビジネスモデルの拡張性
    「農家の直売所」「産直卸」両事業がバランス良く成長し、事業基盤の強化と規模拡大が進む。
  • 競争優位の深化
    IT活用や物流拠点網の強化により、他社には真似しにくいネットワーク効果・ブランド力が構築されつつある
  • ROE・ROA改善
    長期的な視点で見るとROE(11%超)、ROA(4%超)と資本効率も向上

留意点・リスク

  • 成長投資フェーズの継続
    キャッシュ・フローは黒字転換しつつあるものの、大型投資や流通網拡張のため投資CFはマイナス圏
  • 株価評価指標
    予想PER(利益水準に対する株価水準)は80倍台と依然として高い。収益成長トレンドが途絶えると下方修正リスクあり
  • 競争と新規参入
    農業DX環境の変化や他社参入の影響が顕在化すれば、市場シェアや成長見通しに下振れ圧力も

株主向けまとめ

  • トップライン・ボトムラインともに目標超進捗で、事業構造転換が業績に結実。短中期での投資収益期待は高まる状況。
  • 一方で、高PERや投資フェーズ特有のリスクも存在。今後は収益化余地・キャッシュ創出の持続性を注意深くチェックしたい
項目内容
増収増益
成長の加速
利益率改善
投資余地△(引き続き積極投資)
株主還元△(内部留保重視、配当利回り低)
評価業績面は「晴れ」だが株主還元は今後に期待

まとめ

・売上・利益ともに過去最高、成長軌道が鮮明になっています。

・競争優位なプラットフォームとIT×物流戦略で収益拡大が継続。

・ROE・ROAも向上し中長期的な資本効率に期待できる状況です。

・一方、PERは高水準であり、今後の成長鈍化や投資負担には要注意。

・短中期での成長期待は高いが、株主還元や利益成長の持続性が今後の焦点です。

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