はじめに
近年、米国株市場では次なるテンバガー(株価10倍)候補を探す動きが活発化しています。その中で、暗号資産と決済分野を橋渡しする存在として注目されているのが バクット・ホールディングス(Bakkt Holdings, ティッカー:BKKT) です。
特に最近では「ステーブルコイン市場拡大」との関連でSNS上でも話題を集めています。この記事では、会社概要から直近決算分析、SNSでの盛り上がり、将来の市場規模予測、競合比較、株価チャート分析、そして投資戦略まで徹底解説します。
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バクット・ホールディング(BKKT)の会社概要と特徴
バクット・ホールディングは2018年に設立されたデジタル資産関連企業で、親会社は世界有数の取引所運営企業である インターコンチネンタル取引所(ICE)。ICEはニューヨーク証券取引所(NYSE)を傘下に持つ世界的金融インフラ企業であり、その信頼性とバックアップはBKKTの大きな強みです。
主な事業内容
- デジタル資産カストディ(暗号資産の安全な保管サービス)
- 暗号資産決済サービス(ビジネスやEC向けの決済ソリューション)
- ステーブルコイン・仮想通貨関連APIの提供
- ウォレットサービス(個人向けアプリ)
- 暗号資産取引プラットフォーム
同社のビジョンは「デジタル資産を日常の決済に組み込み、誰もがシームレスに使える世界を実現すること」です。
特に、米国で規制の議論が進む ステーブルコイン決済領域 に関与している点が、現在の株価注目の背景となっています。
逆株式分割(リバーススプリット)による株価の見直し
2024年4月29日、バクット・ホールディングは 1株を25株に統合する逆株式分割 を実施しました。
これにより、過去に数ドルだった株価は調整され、現在は 40ドル前後の水準 に見直されています。
逆株式分割は、株価が低迷して上場基準(特にナスダックの最低株価基準)を満たせなくなった場合に実施されることが多いのですが、投資家心理にとっては「再生に向けた企業の決意表明」とも解釈できます。
SNS上で「BKKTが40ドルに急騰」と誤解されがちですが、実際は分割後の株価調整であり、根本的には時価総額ベースでは大きく変わっていません。
直近決算の分析(売上・損益・利用者数の推移)
バクット・ホールディングの直近決算を確認すると、以下の特徴が見られます。
売上高の推移
- 2022年:54百万ドル
- 2023年:73百万ドル(前年+35%成長)
- 2024年(予想):約85百万ドル
年々売上は増加傾向にあるものの、依然として規模は小さい状態。今後の成長は提携や新サービス次第という状況です。
損益
- 依然として赤字継続。2023年の純損失は-170百万ドル。
- コスト構造の改善が進まず、利益黒字化は遠い状況。
利用者数
- デジタルウォレットの登録ユーザー数は増加基調。
- 特に機関投資家向けカストディサービスが伸びている。
- ただし個人向けウォレットは競争激化により成長が鈍化。
このように、BKKTは売上拡大傾向にはあるものの、黒字化が最大の課題 となっています。
SNS(XやReddit)のポスト事例紹介
バクット・ホールディングは小型株でありながら、SNSで頻繁に言及されています。
- X(旧Twitter)
「$BKKT がステーブルコイン銘柄として再評価されるのは時間の問題」
「もし規制が整えばBKKTは次のテンバガー候補だ」 - Reddit(r/wallstreetbets)
「BKKTはかつてのGMEやAMCのようにテーマ株化する可能性がある」
「40ドル台でもまだ安い。将来は100ドル超えも?」
短期的な人気はSNSの盛り上がりが株価に直結するため、モメンタム投資家にとっては要注目の銘柄となっています。
ステーブルコイン市場規模と将来性
暗号資産市場の中で最も安定的に成長しているのが ステーブルコイン市場 です。
市場規模の推移(推計)
- 2023年:約1,300億ドル
- 2024年:約1,800億ドル
- 2025年(予測):2,500億ドル
- 2030年(予測):5,000億ドル以上
特に米国では、ドル連動型ステーブルコイン(USDC、USDTなど)の利用拡大が進み、決済・送金・DeFiの基盤として欠かせない存在となっています。
バクット・ホールディングはこの分野で カストディ・決済プラットフォーム を提供できるポジションにあるため、成長市場に直接的に関わる企業として注目されます。
競合企業との比較
Coinbase(COIN)
- 世界最大級の暗号資産取引所。
- 利益は巨額だが、規制リスクも高い。
Circle(USDCの発行体)
- ステーブルコイン市場でシェア拡大。
- 直接競合ではないが、同じく米ドル建て決済に関わる。
専業カストディ企業(Anchorage など)
- 機関投資家に強み。
- BKKTは「ICE傘下」という信頼性が大きな差別化要素。
競合と比べると、BKKTは規模では劣るが信頼性と規制適合性に強み があります。
株価チャート分析(テクニカル視点)
- サポートライン:35ドル付近
- レジスタンスライン:50ドル付近
- 移動平均線:50日線を上回るかが焦点
- RSI:中立圏、過熱感なし
テクニカル的には「調整局面を経て次のブレイク待ち」という状況。特に50ドル突破で上昇トレンド再開のシグナルとなる可能性があります。
投資戦略シナリオ
短期(数週間〜数ヶ月)
- SNSトレンドを背景にした急騰狙い。
- ボラティリティが高いため逆指値活用必須。
中期(1〜2年)
- ステーブルコイン市場拡大と提携ニュース待ち。
- 株価50〜80ドルを目指す展開もあり得る。
長期(3〜5年)
- 黒字化達成、機関投資家向けカストディ需要拡大。
- テンバガー(株価400ドル超)も「ゼロではない」シナリオ。
リスク要因
- 規制リスク(米国当局によるステーブルコイン規制)
- 赤字継続による資金調達懸念
- 競合との競争激化
- テーマ株特有の過熱と急落
まとめ
バクット・ホールディング(BKKT)は、暗号資産市場の中でも特に安定成長が期待される ステーブルコイン領域に関わる企業 です。
逆株式分割を経て株価は40ドル台に調整され、SNSでの人気も相まって投資家の注目を集めています。
短期的にはテーマ株・モメンタム株として、長期的にはステーブルコイン決済インフラとしての可能性を秘めており、リスクを許容できる投資家にとっては大化け候補(テンバガー)の一角 となるかもしれません。
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