【完全版】エヌビディア協業で株価急騰！フィジカルAI時代の本命『ファナック（6954）』を徹底分析

はじめに
ファナックが注目される理由
ファナックの企業情報
PER / PBR / ROE / 配当
直近の決算発表評価
競合先との比較（安川電機ほか）
今後の株価予想（フィジカルAIでテンバガー候補に？）
まとめ

はじめに

2025年に入り、世界の製造業・自動化市場はかつてないスピードで変革を迎えています。その中心にあるのが フィジカルAI（Physical AI）。そして、この巨大潮流の“日本の本命”として最も注目されているのが ファナック（FANUC） です。

先日発表された エヌビディアとの協業 をきっかけに株価は急騰。株価は6営業日続伸・一時8.8%高の5479円を記録。マーケットでは「フィジカルAI時代の最有力銘柄」「第二の大相場が来る」と話題になっています。

この記事では、ファナックが今なぜ評価されているのか、企業情報・決算内容・競合比較、そして今後の株価予想まで、投資家目線で徹底的に解説していきます。

◆トピック◆ 株をやるには圧倒的にmoomoo証券の活用・引っ越しがお奨め。まずは無料会員登録して情報収集し始めるところから!以下の関連記事もご参考ください!

ファナックが注目される理由

（エヌビディア協業 × フィジカルAIの本命）

フィジカルAIについてはこちらの特集記事もご参照ください!

ついに来た“フィジカルAI時代”！生成AIの次を担う最強テーマと注目銘柄10選(テンバガー候補も)

●① エヌビディアと戦略的提携

生成AIブームに続き、次の巨大テーマとして世界を席巻しているのが フィジカルAI（AI×ロボット×リアル空間制御）。
ファナックはここで 世界最強パートナー「エヌビディア」 と組みました。

NVIDIAのAIプラットフォーム
ファナックのロボット制御技術
工場シミュレーション（デジタルツイン）

この組み合わせは競合他社には真似ができず、「製造業の完全自動化」への道が一気に開けると評価されています。

●② フィジカルAI領域の“世界トップ企業”

FA・ロボット・ロボマシンをフルラインナップで提供できるメーカーは世界でも稀です。

特にロボット分野では
・世界シェア第1位の座を長年維持
・高精度・高剛性ロボットは業界最高クラス
と世界中から高い評価を得ています。

●③ 需要回復＋中国市場の反転

添付の決算資料では以下の通り、直近で売上・利益ともに強い回復を示しています。

上期売上：4,076億円（前年 +196億円）
営業利益：860億円（前年 +104億円）
営業利益率：21.1%（+1.6pt）

FA・ロボットが中国・米州で堅調であり、まさに“底打ちから上昇局面”に入っていると判断できます。

ファナックの企業情報

企業名：ファナック株式会社
証券コード：6954
設立：1972年
時価総額：約6〜7兆円規模（記事作成時点）
事業内容：
- FA（工場自動化システム）
- 産業用ロボット
- ロボマシン（工作機械）
- IoT / AI活用・デジタルツイン

「黄色いロボット」で世界的に有名で、工場の自動化に不可欠な存在です。

工場は富士山の裾野の黄色い工場群!!すごいです!福利厚生等もよさそう(*’▽’)

PER / PBR / ROE / 配当

（市場データをベースに一般的な範囲で表現）

PER：30〜40倍台
PBR：2〜3倍台
ROE：10〜15%
配当利回り：2%前後
特徴：日本トップクラスの超優良財務体質（無借金経営）

投資家の間では「世界最強の安定ロボットメーカー」として長期保有銘柄の筆頭に挙げられる存在です。

直近の決算発表評価

reference202509 ダウンロード

ポイントを分かりやすく整理します。

▷ 2025年上期連結実績

売上高：4,076億円（+5.1%）
営業利益：860億円（+13.7%）
純利益：798億円（+14.2%）
営業利益率 21.1% と非常に高い水準

▷ 好調な要因

FA：中国向けが堅調
ロボット：米州・中国で需要増加
工場稼働率回復

特にロボット部門は、米州で 前年比 +22.2% という強烈な伸び。
フィジカルAIの追い風で、今後さらに需要が増える可能性が高いです。

▷ 通期予想の上方修正

売上・利益ともに前年比増収増益見通し。
営業利益率が21%台へ回復し、過去最高水準を再び狙える位置につけています。

これは「ファナックの完全復活」と見るアナリストも多い材料です。

競合先との比較（安川電機ほか）

企業	主力領域	強み	ファナックとの比較
安川電機	サーボ・ロボット	小型ロボットに強い	AI領域ではファナックが優勢
川崎重工	ロボット	大型ロボット	汎用性・売上規模でファナック優位
ABB	世界ロボット大手	グローバル販売網	技術競争では互角だがAI協業はファナック優位
KUKA	欧州ロボットメーカー	自動車向けが強い	中国依存度が高く不安定さあり

総じて、
「AI×ロボット」という次世代軸ではファナックが最も強い」
というのが市場の共通認識です。

今後の株価予想（フィジカルAIでテンバガー候補に？）

① エヌビディア協業は“第二の革命”

生成AIがChatGPTブームをつくったように、
フィジカルAIは「産業界のゲームチェンジャー」 と言われています。

ファナックはこの中心企業であり、世界規模の巨大テーマのど真ん中にいます。

② チャート上も“長期下落の底打ち”

株価は2022〜2024年で長期調整を続けましたが、直近で大きく反転。
需給面も良好で、機関投資家の買い戻しが増えています。

③ 今後3〜5年の株価シナリオ（個人投資家向け）

短期的には材料出尽くし警戒も、中長期では「フィジカルAI」需要拡大により再評価余地あり

決算は増収増益・上方修正で好感。株価は6,000円台を維持しつつ、7,000円台回復も視野

AI×ロボットのテーマ性＋財務の安定性で、機関投資家の買いも入りやすい地合い

シナリオ	内容
強気	フィジカルAI特需 → 売上1兆円超え → 株価3倍以上
中立	ロボット需要拡大で安定成長 → 株価1.5倍
弱気	中国景気の悪化で横ば