はじめに
世界中で生成AIやデータセンター、クラウドストレージの需要が急激に拡大する中、フラッシュメモリ・SSD(ソリッドステートドライブ)を手がけるキオクシアが再び脚光を浴びています。特にAI/HPC(高性能コンピューティング)用途向けに高性能メモリの需要が高まっており、キオクシアはその波の中心に位置しています。メモリ・半導体産業の“次世代ステージ”を捉えられるかが、株価の鍵となりそうです
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企業情報
キオクシア(東京証券取引所:285A)は、フラッシュメモリおよびSSDを開発・生産・販売する日本の大手半導体企業です。
もともとは Toshiba Corporation のメモリ部門として発展し、2019年に名称変更・持株会社化されました。
主な製品には「BiCS FLASH™」や「XL-FLASH™」といったNAND型フラッシュメモリや、データセンター・サーバー向けSSDが含まれています。
拠点としては、三重県四日市市の工場、岩手県北上市の工場などを持ち、国内外にグローバル展開しています。

業績
最近の業績状況を見てみると、以下のようなポイントが確認できます。
- 直近の収益状況として、「TTM(直近 12 か月)売上高:1.62 兆円、ネット利益:2,208 億円」とするデータがあります。
- 一方、2026年3月期第1四半期においては、売上3428億円(前年同期比‐20%)、純利益183億円(前年同期比‐74%)という厳しい数字も報じられています。
- 2025年には株価が2025年中で+112%上昇したという記事もあります。
このように、業績には波があるものの、メモリ・フラッシュ市場の回復期待とAI/データセンター用途の拡大が追い風となっている点が注目されます。
将来性
キオクシアの将来性を考える上で、次の観点が重要です。
- AI/HPC用途の高速メモリ需要増
データセンター、クラウド、生成AIモデルの学習には高速・大容量のメモリ/ストレージが不可欠であり、キオクシアの製品ポートフォリオがこの需要に直結しています。 - NANDフラッシュの供給制限と価格改善
メモリ半導体は供給・コスト構造が変動しやすいですが、AIブームによる需要回復で価格改善・収益改善が期待されています。 - 日本発の半導体供給拡大・外資頼みの軽減
日本政府も半導体国内供給強化を政策的に後押ししており、キオクシアには国家インフラ視点での評価も期待できます。 - 技術革新と新素材/新アプリケーション
キオクシアが発表した「8th Generation BiCS FLASH™」や「AI/データセンター向けNVMe SSD」など、新技術に対する動きも確認されています。
これらを総合すると、キオクシアは“メモリ×AI×データセンター”という成長テーマの中心にある企業といえるでしょう。
なぜいまキオクシアが注目されるのか
キオクシアが現在注目を集めている背景には、複数の要因が重なっています。
- AI/データセンター特需の追い風
生成AIや大規模モデルの登場により、メモリ/ストレージの需要が再び増加しており、キオクシアの収益機会が拡大しています。 - 株価の急騰と割安評価のギャップ
2025年中に株価が+100%超上昇した一方で、記事では「将来予想PERが約12倍」と記されており、成長を織り込む余地があるという見方もあります。 - 政策・金融支援の拡充
日本国内では半導体サプライチェーン強化が国策化しており、キオクシアにも好影響が想定されます。実際、銀行コンソーシアムからの大型融資契約も報じられています。 - IPO・資本市場での注目
2024年12月に東証に上場し、IPOによる話題性も株価モメンタムに寄与しました。
これらの背景が、キオクシアを“今買い場/再評価フェーズ”と捉える投資家の関心を呼んでいます。
テンバガーの可能性
キオクシアがテンバガー(株価10倍)を狙えるかどうか、以下の観点から整理します。
- 成長テーマとの整合性:AI/データセンター/クラウド/メモリは長期成長が見込まれる領域であり、キオクシアはその中核ポジションにあります。
- 成長余地の評価:現時点で成長期待拡大中であり、PER等の評価指標に“割安”とする見方もあるため、株価上昇余地が残っている可能性があります。
- リスク要因:一方で、メモリ市場特有の価格変動リスク、競争激化、設備投資負担の重さ、業績の行方など留意すべき点もあります。
- スケールアップのカギ:メモリ需要がさらに拡大し、キオクシアがそれを取り込むことができれば、大きな上乗せシナリオが描けます。
以上を踏まると、キオクシアは“中長期で株価5倍〜10倍”のポテンシャルを秘めている銘柄と考えられます(条件付きではありますが)。テンバガー候補として注目に値します。
まとめ
キオクシア(285A)は、日本発のフラッシュメモリ大手として、AI&データセンター時代における成長ドライバーを複数持っています。業績の山谷はありますが、需要回復・政策追い風・株価上昇の流れという“追い風の輪”に入っており、今が再評価の分岐点と捉えられます。
投資家にとっては、「メモリという地味な分野」に埋もれがちだった企業が、“成長テーマ株”へと生まれ変わる好機とも言えます。中長期保有を前提としつつ、テンバガー可能性を視野に入れて検討してみる価値は十分にあります。
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