【2025年2Q決算特集】任天堂・三菱商事・三菱重工ほか、日本株注目の20銘柄を徹底分析!

日米株
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はじめに

いよいよ2025年第2四半期(4~9月期)決算シーズンが本格的に始まりました。11月上旬には、任天堂・三菱商事・三菱重工業をはじめとする日本を代表する企業が続々と決算を発表します。国内外の金利動向が依然として不透明ななか、為替の円安基調やエネルギー価格の変動など、企業収益に大きな影響を与える要因が複雑に絡み合うタイミングです。

この決算シーズンは、単なる業績確認の場ではなく、**「2025年相場の方向性を占う分岐点」**になる可能性があります。特にAI・半導体・防衛・資源・エネルギー・自動車など、今後の日本経済を牽引するテーマ株の行方に注目が集まっています。

投資家にとっては、これまでの株価上昇を裏付ける“実力”を確認するチャンスであり、また決算をきっかけに次の主役銘柄を見つける絶好のタイミングです。本記事では、11月4日~7日に決算発表を予定している注目の20銘柄を厳選し、それぞれの注目理由、直近の業績動向、今期見通し、そして投資家がチェックすべきポイントを徹底的に掘り下げていきます。

この1週間は、日本株投資家にとって見逃せない“勝負の週”。
あなたのポートフォリオをアップデートするヒントが、ここにあります。

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任天堂(7974)

(1) 注目理由
世界的ヒット作やハード供給、ソフト売上の偏重度合いが決算に直結。新作ラインナップや海外販売の伸びが投資家関心の中心です。eShop/サブスクの伸長も注目テーマ。

(2) 直近の業績ポイント
直近期はハード供給正常化や大作発売の有無で業績が振れやすく、前年同期比で増減の幅が大きい状況が続いています。ソフト収益の粗利率は高く、一作の成功が業績を押し上げます。

(3) 今期業績見通し(短評)
会社側の通期ガイダンスと発売スケジュールの整合性がポイント。保守的ガイダンスならサプライズ期待、強気なら既に市場織り込みの可能性あり。中長期ではIPの収益化力で堅調が見込まれます。

(4) 決算チェック項目

  • 新作タイトルの売上見込み・販売ペース(デジタル比率含む)
  • ハード販売台数の増減・供給状況
  • 海外(特に北米/欧州)売上動向と為替感応度
  • ライセンス/サブスク収入の推移

三菱商事(8058)

(1) 注目理由
巨大な資源ポートフォリオと非資源事業のバランスが強み。資源価格や為替の影響を直接受けやすく、景気・商品市況で業績が大きく変動します。

(2) 直近の業績ポイント
LNG・石炭・金属などの資源部門の収益性回復が業績押上げの主因。非資源(インフラ、産業投資)も着実に利益を上積みしている局面です。

(3) 今期業績見通し(短評)
資源価格想定と保有資産のリストラ・高配当政策が鍵。資源が底堅ければ通期好転のシナリオ、逆風なら営業利益の下振れリスクあり。海外プロジェクトの進捗が注目材料。

(4) 決算チェック項目

  • セグメント別業績(資源 vs 非資源)の内訳と見通し
  • 在庫評価・含み損益の有無(資源価格の影響)
  • キャッシュフロー・投資計画(大型案件の進捗)
  • 為替前提とヘッジ状況

三菱重工業(7011)

(1) 注目理由
防衛・航空・発電・宇宙など国策・インフラ関連の受注が景気に左右されにくく、最近は防衛関連の大型案件期待が高まっています。

(2) 直近の業績ポイント
大型受注の進捗による受注残は厚いものの、採算性や工期管理が利益を左右。防衛や原子力/発電向けの案件でキャッシュフロー改善が期待されます。

(3) 今期業績見通し(短評)
受注残高の消化と採算性改善が進めば業績上振れ余地あり。逆に納期遅延やコスト超過が出れば利益が圧迫される構図です。国策関連の追い風は中長期の追い風。

(4) 決算チェック項目

  • 主要プロジェクトの進捗・採算(利益率)
  • 受注残高の内訳と納期分布
  • 防衛関連受注の確度、政府補助や条項の開示
  • 棚卸資産や在庫の動き(プロジェクト型のリスク)

トヨタ自動車(7203)

(1) 注目理由
世界最大級の自動車メーカー。EV・HV・FCV戦略、半導体供給、グローバル販売台数が決算の焦点。円安恩恵の有無も重要です。

(2) 直近の業績ポイント
販売台数と車種構成、マージン改善(高付加価値車の割合)、部品コスト動向が注目。ソフト化・サービス化(CASE)での収益化期待も増加。

(3) 今期業績見通し(短評)
半導体供給安定化と円相場次第で業績は左右。EV投資の先行費用とモデル投入の収益化時期に注目。国内外の販売動向は四半期ごとに変動。

(4) 決算チェック項目

  • 販売台数/ミックスと地域別実績
  • 車種別のマージン動向(EV vs ICE vs HV)
  • 投資額(設備・R&D)とキャッシュフロー余力
  • 為替感応度(円安効果の計上方法)

ソニーグループ(6758)

(1) 注目理由
ゲーム、音楽、映画、イメージングセンサー(半導体)、金融など多角事業。特にセンサーとゲーム部門の成長性が注目されています。

(2) 直近の業績ポイント
イメージセンサーの需要、PSプラットフォームの収益、音楽・映画の安定収益が利益を支える。好調なセンサー部門は利益率貢献が大きい。

(3) 今期業績見通し(短評)
センサーの価格動向と受注が上振れ要因。ゲーム関連はタイトル依存性があるため、四半期の変動は大きいが中長期で安定成長。

(4) 決算チェック項目

  • イメージセンサー(半導体)出荷・受注見通し
  • ゲームセグメントの売上構成(ソフト/サービス比率)
  • コンテンツ収益(音楽・映画)のストック型収益状況

ソフトバンクグループ(9984)

(1) 注目理由
ビジョンファンド投資先の評価損益や携帯事業(SBKK)収益が混在し、決算での持分法損益や投資評価が株価を大きく動かします。

(2) 直近の業績ポイント
投資部門の評価益回復やARMなどの動向、傘下の通信事業の利益改善が重要。投資先のIPOやM&Aがポジティブサプライズになり得ます。

(3) 今期業績見通し(短評)
投資部門の評価益は不確実性が高く、保守的見通しも多い。投資先の回復やIPO相場次第で着実に業績は改善し得る構造。

(4) 決算チェック項目

  • 投資部門の時価評価・持分法利益(損失)の中身
  • 通信事業のARPU・加入者動向と減価償却費のトレンド
  • 大型売却・資本政策(自社株買い等)の計画

ファーストリテイリング(9983)

(1) 注目理由
ユニクロの国内外販売、特に中国と欧米での店舗・ECパフォーマンスが決算の主役。為替と原材料コストも注目点です。

(2) 直近の業績ポイント
中国市場の回復度合い、単価変更や販促の影響、原材料や物流費のコスト動向で利益率が左右されます。

(3) 今期業績見通し(短評)
グローバル出店戦略と収益化が進めば業績は上振れ。逆に中国でのマクロ悪化は短期逆風。ブランド力ゆえに回復力は比較的高い。

(4) 決算チェック項目

  • 中国・海外の同店売上・EC比率
  • マージン(粗利率)の地域別推移
  • 在庫水準と値下げリスク

キーエンス(6861)

(1) 注目理由
工場自動化のセンサー・計測機器で高収益・高ROEを誇る。受注と納期、設備投資サイクルが業績を決めます。

(2) 直近の業績ポイント
受注先の製造業投資の強弱に敏感。好景気期は短期間で大幅な売上増が見込める。高利益率でフリーキャッシュも豊富。

(3) 今期業績見通し(短評)
設備投資の回復基調が続けば上振れ余地あり。人手不足・自動化需要は中長期の追い風。四半期での変動は小さい傾向。

(4) 決算チェック項目

  • 受注残と納期、主要顧客の業種別動向
  • 粗利率・販管費率の推移
  • 研究開発・海外展開の進捗

日立製作所(6501)

(1) 注目理由
社会インフラ・IT・エネルギー・鉄道と多角化、ソリューション事業の成長性が投資家に評価されています。

(2) 直近の業績ポイント
IT/デジタルサービス(Lumadaなど)のストック型収益が拡大し、脱ハード依存で利益安定化が進行中。大型案件の利益化が鍵。

(3) 今期業績見通し(短評)
ソフト/サービス系の収益拡大が順調なら業績安定化。逆に大型インフラ案件の採算悪化があれば一時的に利益に影響。

(4) 決算チェック項目

  • サービス(ソフト)伸長率と粗利率
  • プロジェクトの遅延・コスト超過の有無
  • キャッシュフローと資本配分(自社株や投資)

三菱電機(6503)

(1) 注目理由
産業機器、エネルギー、宇宙、防衛、鉄道車両など幅広いインフラ系事業を保有。海外の需要動向が重要。

(2) 直近の業績ポイント
電力・インフラ系受注の有無、半導体・部品不足からの回復、海外子会社の業績がポイントです。

(3) 今期業績見通し(短評)
国内外のインフラ投資が追い風になれば増益も見込めますが、為替や素材コストに注意。構造改革効果の可視化が焦点。

(4) 決算チェック項目

  • セグメント別受注・売上の推移(産業機器 vs 家電等)
  • 在庫・仕掛中案件の採算性
  • 為替・資材コストの影響試算

伊藤忠商事(8001)

(1) 注目理由
生活消費・繊維・食料で強みを持つ「非資源」志向の商社。消費動向に強く、ポートフォリオの安定感が注目点。

(2) 直近の業績ポイント
非資源分野の収益拡大、ヘルスケアや流通分野でのM&Aや提携効果が出ている局面です。為替・商品市況の影響は他商社より軽微。

(3) 今期業績見通し(短評)
消費の底堅さや供給網の安定化が続けば安定成長へ。高配当・株主還元を期待する投資家も多い。

(4) 決算チェック項目

  • 非資源セグメントの利益率推移
  • 主要投資案件の収益化見通し
  • 在庫リスクとサプライチェーンの状況

三井住友フィナンシャルグループ(8316)

(1) 注目理由
金利環境の影響で銀行業の収益性が変動。貸出先の品質、手数料収入の拡大が焦点。金融政策の転換リスクも注目。

(2) 直近の業績ポイント
金利上昇が純利ざや(NIM)を押し上げる一方、国内外の与信関連費用や手数料収入の動向がリスク・リターンを左右。

(3) 今期業績見通し(短評)
金利高止まりが続けば利益拡大基調。逆に信用コストの急増があれば業績に下振れリスク。投資有価証券の含み損益も注視。

(4) 決算チェック項目

  • NII(純金利収入)・NIMの動向
  • 与信費用(貸倒引当金)の増減見込み
  • 投資有価証券の評価差額(市況依存)

東京エレクトロン(8035)

(1) 注目理由
半導体製造装置の世界的大手。DRAM / NANDの設備投資サイクルに強く依存するため、設備投資の回復で決算サプライズが狙えます。

(2) 直近の業績ポイント
半導体市況の改善期待が売上に直結。受注残と出荷時期のマッチングが利益を左右します。

(3) 今期業績見通し(短評)
顧客の投資計画(メモリ・ロジックの投資動向)次第で大幅上振れの可能性あり。受注・出荷進捗の確認が重要。

(4) 決算チェック項目

  • 受注残高と地域別受注(台湾/中国/米国)
  • 主要顧客の設備投資計画の変化
  • 在庫と出荷スケジュールの整合性

リクルートホールディングス(6098)

(1) 注目理由
人材派遣・求人情報・マーケティングサービスを手掛け、景気循環に敏感。人手不足で求人は底堅いが広告費の景況変動がある。

(2) 直近の業績ポイント
求人広告・人材派遣の伸び、海外事業の収益化の進捗がポイント。サービスのデジタル化が利益率を押し上げる可能性あり。

(3) 今期業績見通し(短評)
求人市況の強さが続けば安定成長。景気後退示唆が出れば一段とスポンサー広告などが減少するリスク。

(4) 決算チェック項目

  • 国内求人の同店比/増減率
  • 海外事業(英語圏など)の収益寄与度
  • サブスク型サービスの解約率・伸長率

ANAホールディングス(9202)

(1) 注目理由
航空需要の回復、国際線の復活、航空燃料費の動向が業績を大きく左右。観光需要の回復トレンドに敏感です。

(2) 直近の業績ポイント
国際線の復調と旅客単価の回復、燃料費のヘッジ効果が収益を押し上げていますが、為替・燃料価格の変動リスクは依然高い。

(3) 今期業績見通し(短評)
需要回復の継続で収益は拡大する見込みだが、燃料高や地政学リスクでの需給ひっ迫があれば利益圧迫。LCCとの競争激化の影響も注視。

(4) 決算チェック項目

  • 国際・国内線別の搭乗率(Load factor)と単価
  • 燃料費のヘッジ率と想定原油価格
  • 負債水準とキャッシュバーン見通し

新日鉄住金(日本製鉄)(5401)

(1) 注目理由
鋼材市況(建設・自動車・機械向け)と中国の需要動向が直結。資源価格・需給の変動で利益が上下する。

(2) 直近の業績ポイント
鋼材価格と販売数量が主要ドライバー。スクラップ・電力コストの影響も注視ポイント。

(3) 今期業績見通し(短評)
自動車需要回復とインフラ投資の継続で安定化見込み。ただし世界的な景気後退・中国需要悪化は短期リスク。

(4) 決算チェック項目

  • 鋼材平均販売価格の推移
  • 生産稼働率・在庫水準
  • 海外子会社・輸出条件の採算

パナソニックホールディングス(6752)

(1) 注目理由
住宅・車載・B2B電池・家電と幅広い。特に車載電池や住宅関連のストック収益が注目。

(2) 直近の業績ポイント
車載や住宅プラットフォームの受注、EV電池の契約状況が投資家の焦点。構造改革の進捗も注目。

(3) 今期業績見通し(短評)
車載向け需要拡大と住宅需要が堅調なら増益。競争激化や素材コスト上昇はマイナス要因。

(4) 決算チェック項目

  • 自動車向け電池の受注・納期状況
  • 家電・住宅事業のマージン動向
  • グリーン投資(再エネ・蓄電)の採算見込み

キヤノン(7751)

(1) 注目理由
オフィス向け機器から産業用機器(半導体露光検査・医療)へシフト。産業領域の伸長が業績安定化の鍵。

(2) 直近の業績ポイント
オフィス需要は回復途上、産業用機器の拡大が利益を支えている状況。構造改革効果が出つつある。

(3) 今期業績見通し(短評)
産業用システムの伸長が続けば中長期で安定増益。オフィス機器依存からの脱却が進めば評価改善。

(4) 決算チェック項目

  • 産業用(半導体・検査)セグメントの受注推移
  • モノクロ・カラー複合機の販売台数・平均単価
  • 為替影響と在庫調整状況

ローム(6963)

(1) 注目理由
車載・産業用半導体で強み。小型高機能ICの需要増で収益拡大期待があります。

(2) 直近の業績ポイント
自動車向け需要と産業用途の増加が牽引。歩留まりや供給確保が鍵。

(3) 今期業績見通し(短評)
車載・産業用需要の拡大が続けば安定増益。市況変動の影響は比較的受けにくい高付加価値製品が多いのが強み。

(4) 決算チェック項目

  • 車載向け・産業向け売上比率と受注残
  • 製品別マージンと設備稼働率
  • 顧客集中度(主要自動車メーカー向け依存度)

ENEOSホールディングス(5020)

(1) 注目理由
エネルギーの中核企業として、原油・ガス・再エネ事業の収益性が焦点。電力・再エネ投資の進捗が重要。

(2) 直近の業績ポイント
石油製品のマージンと販売数量、燃料小売の収益、再エネ関連の投資回収が重要。為替・原油価格感応度が高い。

(3) 今期業績見通し(短評)
原油価格動向次第で会社業績は大きく変動。再エネ・電力の収益化が進めば中長期の安定化が期待されます。

(4) 決算チェック項目

  • 石油製品セグメントの精製マージン(GRM)
  • 電力・再エネ事業の利益寄与度と投資回収見込み
  • 為替・在庫評価差益の影響

最後に — 発表日時の厳密確認方法(IFIS / JPX / 会社IR)

  1. IFIS(kabuyoho.ifis.co.jp):決算スケジュールを確認。銘柄コードや発表日で絞り込めます。
  2. 会社IRページ:各社の「IRカレンダー」「決算短信」ページで発表日・発表時刻・資料を直接確認。
  3. JPX(日本取引所グループ)およびEDINET:法定開示資料の原本を確認可能。
  4. 証券会社のスケジュール(マネックス/楽天/SBI等):通知が早く、決算ライブの案内など便利です。

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