【徹底分析】ブリッシュ(BLSH)V字回復とテンバガー候補の可能性を現実的に検証

日米株
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米国株投資をしていると、「次の成長株をいち早く掴みたい」と思う瞬間は多いのではないでしょうか?
その中で、いま株価が力強くV字回復している ブリッシュ(ティッカーコード:BLSH) が、個人投資家の間で密かに注目を集めています。

ブリッシュは、機関投資家向けの暗号資産取引インフラとデータサービスを提供する米国企業で、2025年夏のIPO以降、株価はV字回復を示しています。直近決算では売上増・利益計上・取引量増が確認され、規制面でもNY州BitLicense取得などポジティブニュースが続出。

本記事では、米国株を中心に取引している私自身の投資家視点から、ブリッシュの企業概要、強み、将来性や成長可能性、割安度、そして「テンバガー候補」としての魅力を整理していきます。

これを読めば、ブリッシュ株が今後のポートフォリオに加えるべき銘柄かどうかの判断材料になるはずです。

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ブリッシュとは(会社概要)

  • 英語表記:Bullish
  • ティッカー:BLSH
  • 上場:2025年8月 NYSE(IPO調達数億ドル規模)
  • 事業内容
    1. スポット・デリバティブ取引プラットフォーム
    2. データ・分析・APIサービス(ストック型収益)
    3. 機関向けカストディ・マーケットメイキング

2025年8月にNYSEで上場し、IPOは大型(公募により数億ドル規模の調達)。上場直後は初値が公募価格を大きく上回り、大きな市場関心を集めました(上場後の急騰とその後のプルバックがあり、現在は落ち着きつつも高めの水準)。

事業の骨子:ブリッシュは「マーケットインフラ」と「情報サービス」を中心に、スポット取引・デリバティブ(永続先物など)・API/データ販売・機関向け執行ソリューションを提供。オーダーブック型マッチング+自動マーケットメイキング(AMM的機能の統合)で流動性の安定化を売りにしています。これが差別化要素の中心です(会社の登録・S-1等で明記)。

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ビジネスモデル(収益の柱)

ブリッシュの収益は大きく4つの柱に分かれます。

  1. 手数料収入:スポット/デリバティブ取引からの手数料で、取引量に依存。
  2. 流動性・マーケットサービス:マーケットメイキング契約からのプレミアム手数料。
  3. サブスクリプション・データ販売:高マージンの安定型収益。
  4. 機関向け付帯サービス:カストディ、OTC取引、ホワイトラベル提供。

ポイント:手数料収入は短期的なボラティリティに影響されやすいが、データ・サブスク・付帯サービスは長期的に安定収益となる。


直近業績(観測可能なファクト)

  • 2 2025 のハイライト:売上高約$57M、純利益は$108.3M(四半期) — 四半期ベースで利益計上となったことは市場の期待を上回るニュースでした。さらに同期間の取引量は前年同期比で大きく増加し、プラットフォームのトラフィック・流動性拡大が確認されています。
  • 上場規模・資金:IPOでの調達額・評価は大型で、上場時の注目度は極めて高かった(IPOの調達規模は数億ドル、上場初期の時価総額は数十億ドルレンジ)。
  • ライセンス進展:NY州のBitLicense取得等、米国内でのサービス展開に必要な規制対応が進行している(NYDFS等の認可は機関顧客獲得にとって大きな追い風)。

これらは「成長の実効性」を示す重要なファクトです。ただし暗号市場は循環性が強く、四半期の業績だけで長期トレンドを判断するのは危険です。四半期ごとのボラティリティ要因(BTCやETH価格の上下・取引量変動)を必ず考慮してください。


市場機会と成長ドライバー

  1. 機関のオンランプ需要:機関投資家が暗号に本格参入するには「規制準拠」「カストディ」「流動性」が不可欠。ブリッシュは機関向け設計を前面に出しており、これらニーズと直結しています。
  2. 商品多様化(スポット→デリバティブ→データ):取引所は商品ラインナップを増やすことで顧客のLTVを上げられる。データ販売はマージンが高くストック的に積み上がるため、成長後の収益安定化に寄与。
  3. 規制の明確化(正のフィードバック):SECや州当局のルール整備が進めば機関参入が加速する。逆に規制が厳格化すれば短期逆風だが、長期的に見れば「整備された市場」は拡大を招くことが多い。現時点でNYDFSの許認可は追い風。

結論:TAM自体は非常に大きく(グローバルなデジタル資産取引全体)、ブリッシュは機関側の“入場口”としてポジションを取りに行っている。だが**“そのポジションを実際に奪えるか”**は実行力と規制対応次第。


競合と差別化(Moatの評価)

  • 競合:Coinbase(COIN)、Binance、FTX再編系など
  • 差別化
    • 機関寄りの設計(執行品質+カストディ+コンプライアンス)
    • データ・分析・APIサービスの高マージン化
    • 流動性アルゴリズム(オーダーブック+AMM)

差別化は相対的で、競合も同じ方向を強化中。Moatの持続性は“差別化の深化”と“規制優位”に依存。


バリュエーション

  • 市場時価総額:$7.83B
  • 年間売上(単純年率換算):$228M
  • P/S:約34倍
  • インプライドP/E(単純年率化):約18倍

高成長期待が株価に織り込まれているが、利益の継続性・収益安定化が鍵。


シナリオ分析(テンバガーの現実性)

売上CAGR別の5年後売上予測

シナリオCAGR5年後売上
保守的20%$568M
ベース35%$1.10B
強気50%$1.73B

P/S 乗数による時価総額(5年後)

シナリオP/S時価総額株価倍数
保守的10$5.68B0.7倍
ベース15$16.5B2.1倍
強気30$51.9B6.6倍

テンバガー(10倍)達成には、売上CAGR >50%+P/S拡大 >30倍 が必要。条件は高いが不可能ではない。


リスク

  1. 規制リスク:SEC・NYDFS等の規制強化
  2. 市場循環リスク:暗号市場のボラティリティ
  3. 競争リスク:手数料競争、顧客奪取
  4. セキュリティリスク:ハッキングや情報漏洩
  5. 短期ボラティリティ:IPO後銘柄特有の乱高下

投資判断チェックリスト

買いサイン

  • 機関顧客比率増加
  • サブスク/データ収入比率上昇
  • 主要規制地域でのライセンス取得

売りサイン

  • 取引高・出来高減少
  • セキュリティ事故・顧客流出
  • 規制当局からの罰則発表

ポジション設計(リスク管理)

  • ポジションサイズ:総資産の1–3%
  • DCA:段階的に購入
  • オプション戦略:カバードコールやプット購入でリスク管理
  • 定点レビュー:四半期ごとにKPI・ライセンス・決算をチェック

まとめ

投資家としての結論:

  • ブリッシュはV字回復中の成長株
  • 強み:機関寄り設計、サブスク・データサービス、規制順守
  • バリュエーションは割高寄りだが、成長余地・テンバガー可能性あり
  • 投資には慎重なポジション設計と四半期レビューが必要
  • 成長余地は大きい:機関参入の拡大、規制の明確化、収益源の多様化。
  • リスクも大きい:規制リスク、暗号市場循環、競合との競争。
  • テンバガーは可能だが高ハードル:成長・収益安定化・マルチプル拡大の3条件が揃う場合。

👉 私のブログでは、他にも米国株の成長株・高配当株・テンバガー候補銘柄を詳しく解説しています。興味がある方は関連記事もチェックしてみてください。

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