はじめに
米国株の中でも、将来のテンバガー候補を探すなら“小型株”の動向は外せません。
ただし、小型株はボラティリティ(株価変動)が大きく、決算内容を見誤ると痛手を被るリスクもあります。特に米国株は英語の決算書(Form 10-Kや10-Q)を読み解く必要があり、初心者には少々ハードルが高いところ。
そこで本記事では、英語決算書のポイントとともに、「キャッシュフローが健全」な小型株を10社ピックアップ。中でもテンバガー候補と呼べる有望株を紹介します。
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米国株の英語決算書の読み方
米国企業の決算資料は基本的に**Form 10-K(年次報告書)とForm 10-Q(四半期報告書)**にまとめられています。
日本語訳はないことが多いため、まず以下のポイントに注目すると読みやすくなります。
- Income Statement(損益計算書)
売上(Revenue)や純利益(Net Income)に注目。ただし、赤字でも成長フェーズの企業は多いです。 - Balance Sheet(貸借対照表)
現金(Cash and Cash Equivalents)と負債(Liabilities)のバランスを見るのがコツ。 - Cash Flow Statement(キャッシュフロー計算書)
ここが最重要。営業活動によるキャッシュフロー(Operating Cash Flow)がプラスなら、事業が実際にお金を生んでいることを意味します。
さらに注目すべきは「Free Cash Flow(フリーキャッシュフロー)」です。
=営業CF − 設備投資(Capital Expenditures)
これがプラスなら、企業は投資・成長・株主還元のいずれも余裕をもって行える優良体質です。
キャッシュフローが大事な理由
企業の本質的な強さは、**「現金を稼ぐ力」**にあります。
売上や利益は会計上のマジックで見かけ上の数字が作れますが、キャッシュフローはごまかせません。特に米国小型株は「夢で買われる」ことが多い分、現金が尽きれば即リスクです。
投資家がキャッシュフローを重視する理由は3つ:
- 資金繰りの健全性 – 赤字でも営業CFがプラスなら継続可能。
- 成長余力の確保 – 設備投資やR&Dに回せる余裕。
- 希薄化リスクの回避 – キャッシュが豊富なら新株発行による資金調達リスクが減る。
特にAI、再エネ、EV、宇宙などの先端セクターは、初期投資が莫大。
だからこそ「キャッシュフローで生き残る企業」を選ぶのが、次世代テンバガーを掴む第一歩です。
キャッシュフローが優秀な米国小型株10選
以下では、時価総額50億ドル以下の小型株で、営業CFまたはFCFがプラスで推移している注目企業を紹介します👇
| 企業名 | ティッカー | 主な事業領域 | 特徴・キャッシュフロー評価 |
|---|---|---|---|
| Canaan Inc. | CAN | ビットコインマイニング機器 | 粗利率改善、営業CF黒字転換へ。BTC反発局面で再注目。 |
| SoFi Technologies | SOFI | ネオバンク・個人金融 | 利息収入急増でCF安定化。貸倒率も低水準。 |
| Microvast Holdings | MVST | EV用バッテリー | 製造拡張に伴いCF改善、2026年黒字転換見通し。 MVSTまとめ記事 |
| Oklo Inc. | OKLO | 小型原子炉(マイクロリアクター) | 初期投資大だが政府支援厚く、長期CF潜在力◎。 |
| IonQ Inc. | IONQ | 量子コンピューター | 政府・軍需案件で安定CFへ。粗利率拡大中。 |
| Lightwave Logic Inc. | LWLG | 光学半導体(EOポリマー) | 商用化目前、キャッシュバーン減少トレンド。 |
| BigBear.ai Holdings | BBAI | AI解析・軍事情報 | 政府契約増で営業CF黒字化目前。 |
| SoundHound AI Inc. | SOUN | 音声AIプラットフォーム | 売上急伸+営業CF改善、AI音声分野の隠れ有望株。 |
| Rigetti Computing Inc. | RGTI | 量子計算プラットフォーム | キャッシュ消費減速中、受託案件増で改善見込み。 |
| Emcore Corp. | EMKR | 光通信部品・宇宙センサー | コスト削減効果でCF黒字転換。AI通信インフラ関連で再評価。 |
この中でテンバガー候補は?
CFが優秀な中でも、テンバガー候補として光るのは以下の3銘柄。
- IONQ(IonQ Inc.)
量子コンピューターで「99.99%忠実度」を達成。AI時代の根幹技術を握る。
政府・軍需からの資金流入でCFが安定化しつつあり、長期成長に期待。 - LWLG(Lightwave Logic)
光学ポリマーによる超高速通信素材を実用化目前。
AIデータセンターの「光の時代」の中核を担う可能性大。 - SOFI(SoFi Technologies)
米国で最も勢いのあるオンライン銀行。黒字転換を果たし、営業CFプラス。
リテール投資家人気が高く、再評価余地十分。 - MVST(Microvast Holdings)
- 下のキャッシュフローのプラ転・超改善を見てください。一番熱いのはココです!!

まとめ
米国の小型株は、夢とリスクが表裏一体。
しかし、キャッシュフローの健全性という確固たる基準で選べば、“持続的成長”の未来を掴める銘柄が見えてきます。
特に今回紹介した10銘柄の中には、AI、量子、エネルギー、通信といった次世代メガトレンドに直結する企業が揃っています。
“キャッシュフローで選ぶテンバガー株”こそ、これからの米国投資戦略の核心といえるでしょう。
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