はじめに|対米投資第二弾で“原発建設”が最大規模に浮上しています
日本政府が進める 対米投資イニシアティブ第2弾(総額約15兆円) の中で、最も大きな規模になると報じられているのが 次世代型原子力発電所の建設 です。
読売新聞によれば、米ウェスチングハウス製の原子炉を10基建設する案が浮上しており、日本企業は関連機器の供給などで参画する見通し とされています。
対米投資第2弾15兆円、「原発建設」「液晶・有機ELディスプレー製造」「銅精錬」が有力
AIデータセンターの電力需要が急増する中、米国は安定電源として原子力を再評価しており、日本の重電メーカーにとっては数十年に一度の大型案件になる可能性があります。
この動きは、株式市場でも「原子力関連銘柄」の再評価を強く後押ししそうです。

今回の記事では再評価されている対米投資第二弾の次世代原子力関連銘柄について紹介していくよ。あと、株情報を収集したい方はmoomoo証券【WEB】登録してみてね。登録するだけで売買しなくてもAI予想見れるよ。株取引には情報の鮮度が命!
次世代原子力発電とは?|SMR・革新炉が主役になります
次世代原子力発電は、従来の大型原発とは異なり、安全性・効率性・建設コストの最適化を目指した新型炉 を指します。
代表的な技術は次の通りです。
- SMR(小型モジュール炉)
建設期間が短く、量産が可能。米国・欧州で導入が加速しています。 - 高温ガス炉
水素製造など多用途に活用できる次世代炉。 - 革新軽水炉(次世代革新炉)
日本が開発を進める高安全性の新型軽水炉。
これらの技術は、AI時代の電力需要増に対応するため、米国が最も注目している分野のひとつです。
ウェスチングハウス(WH)社の次世代原子力発電の型式としては安全性を極限まで高めた受動的安全システム(Passive Safety)を特徴とする「AP1000」や、より小型で汎用性の高い「AP300」、超小型の「eVinci」などを中心に展開されています。
米ウェスチングハウス社とつながりが強い日本企業は?
今回の10基建設案で最も深く関わるとみられるのが 三菱重工業(7011) です。
三菱重工が筆頭となる理由
- ウェスチングハウスとタービンなどで長年の技術協力関係
- 原子炉圧力容器・蒸気発生器など主要機器を供給
- 日本の次世代革新炉開発の中心企業
- 原子力×防衛×水素の“国策三本柱”の中心
今回の対米投資第二弾の中でも、原発建設は最も規模が大きい案件 とされており、三菱重工は確実に恩恵を受ける“本命中の本命”と言えます。
前述のウェスチングハウス社の原子力型式AP1000向けにタービンの納入実績があるのも三菱重工です。↓

次世代原子力発電関連銘柄10社|本命から周辺まで網羅
市場で物色されやすい銘柄を、重電大手から部材メーカーまで幅広く整理しました。
① 三菱重工業(7011)
原子炉主要機器の供給、次世代炉開発の中心企業。今回のテーマの最重要銘柄。
② 日立製作所(6501)
日立GEニュークリア・エナジーでSMRを開発。米国案件への参画が期待されます。
③ 日本製鋼所(5631)
原子炉圧力容器の大型鍛造で世界トップ級。原発建設の“ど真ん中”。
④ IHI(7013)
蒸気発生器・タービン部品など原子力プラント向け機器を供給。
⑤ 東芝(2023年12月20日から上場廃止中、残念)
原子力制御システムで世界的シェア。ウェスチングハウスとの歴史的関係も。
⑥ 岡野バルブ製造(6492)
原発向けバルブの国内トップ。報道後ストップ高連発のテーマ株。株価めっちゃ上げています。

⑦ TVE(6466)
原発向けバルブ・機器。岡野バルブと並ぶ中小型の物色対象。
⑧ 日本ギア工業(6356)
原子力向けアクチュエーター。テーマ急騰の常連。
⑨ 三井金属(5706)
原子力設備向け高機能材料。銅精錬テーマとも重なる。
⑩ 住友電気工業(5802)
原発向けケーブル・電力インフラ。米国の電力網強化の恩恵も。
今後の予想|3つの相場シナリオ
1. 日米首脳会談で正式発表 → 本命株が再上昇
三菱重工・日立・日本製鋼所など重電大手が中心に買われる展開が想定されます。
2. 建設フェーズに入ると中小型株に物色が波及
バルブ、配管、制御システム、材料など“ピックス&ショベル”銘柄が動きやすいです。
3. 長期では「原子力ルネサンス」が日本株の新テーマに
AIデータセンターの電力需要は今後10年で爆増。
原子力はその中心となるため、長期テーマとして息の長い相場が期待できます。
参考/米国株原子力・ウラン関係有望銘柄
まとめに入る前にお膝元のアメリカ国内の米国株で原子力発電並びに燃料となるウラン関連銘柄を整理していますので興味ある方はご覧ください。
ニュースケール・パワー(SMR)―世界が求める“次世代原子力”でテンバガー候補へ―
OKLO徹底分析 ― スタートアップ原子力の旗手として投資家が注目すべき理由(Open AIも出資)
ウラン関連米国株大化け候補銘柄10選(脱炭素・エネルギーミックスに原子力発電は欠かせない)
まとめ
- 対米投資第二弾の最大案件は 次世代型原子力発電所の建設
- ウェスチングハウス製原子炉10基案が浮上し、日本企業が深く参画
- 本命は 三菱重工、続いて日立・日本製鋼所など重電大手
- 中小型のバルブ・制御・材料メーカーにも物色が波及
- AI時代の電力需要増で、原子力は“国策×長期テーマ”として再評価へ


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